2014年5月15日木曜日

騒動の醜悪なリアクション

このところ、大きな騒動が2つ。1つはSTAP細胞騒動。1つは美味しんぼ騒動。

STAP細胞騒動は、小保方さんの投げかけた波紋が科学者および理研を始めとする科学関係施設に及んだ。そして、何も解決してはいないのに、幕引きに奔走する理研関係者の醜悪さが目立つ。
小保方さんは、今、理研の処分待ちの状態だが、提訴に踏み切るのか、退職して別の道を選ぶのかの岐路にある。

美味しんぼ騒動は、福島に関する記述が県民差別を助長し風評被害を拡大するものとして、国、福島県、双葉町から醜悪な抗議の声が上がっている。これに対し、作者の雁屋哲氏も発行元の小学館も冷静な対応を繰り返している。

どちらも、醜悪な攻撃が際立っている点が目を引く。
なぜ醜悪なのかというと、真実を探求する態度を取る人間の口を封じようとする点が、である。このような、過激で偏重した攻撃方法がこれまでにあったかと思う程である。そしてそれは、間違いなく、311以降に現れて来た風潮であり、安倍政権の独裁的政治手法に通じるものである。