火星の人口流出が止まらない。火星に職場がある人間ですら火星には住まない。星自体がICUみたいなもんで順番に退院して棺桶に入っていく。
これを止める術はないのか?ということを真剣に考える暇と金のあるのが火星役場の連中のはずだが、火星交付税におんぶにだっこで日々保身に走るのみ。後は野となれ山となれそのまんまである。
火星議会もまた馴合いで一蓮托生の運命を共有することを潔しとしているように思える。かくして座して死を待つゴーストタウン化は加速度を増すばかりである。
2011年3月11日の福島第一原発の事故によって、日本はそれまでの日本とは大きく変わった。その変化の中でも最も顕著なものは、これまで全く意識する事のなかった、この日本という国の実態が赤裸々な姿を現してきたことである。 それは、まるで、映画マトリクスの世界そのものである。政府も、官僚も、マスコミもよってたかって国民から真実を隠蔽しようとしてきたことが明白になってきたと同時に、ベールに包まれていたものがその姿を現しつつある。 このような時代にあって、しっかりと情報を取捨選択し、自らの意思に基づいて生きるためには、静かに深く考察する時間を持たなければいけない。